〔3〕Duel Masters 列伝
Duel Masters 列伝
■アクト3:ウォルタ
ここは水中電脳都市の辺境に位置する砦。
中枢部ではウォルタたちサイバーロードがネットワークを使って作戦会議を開いていた。
「あの爆発の原因は解明できたのか?」
「爆発が起きた付近ではマナのバランスが大きく崩れているとの報告を受けたが…。」
「リキッド・ピープルで編成した調査団を派遣しているが、原因の解明には至っていない。」
「そうか…引き続き調査を続けてくれ。」
「もうひとつの議題については異論なしということで良いかな?」
巨大な3Dディスプレイに賛成を示す緑色の表示が広がってゆく…。
原因不明の大爆発により、水中電脳都市の大半を失ったサイバーロードたちの議会は、火文明の領土…火山諸島への侵略を可決した。
「火の民など野蛮なトカゲと軟弱なサル…あとはノロマな岩のカタマリだ。」
「我らの完璧な戦略をもってすれば3日とかかるまい。」
ウォルタの頬に不敵な笑みが宿る。
リキッド・ピープルの軍勢は火山諸島に上陸するとすぐさま攻撃を開始した…が、そこにはロック・ビーストたちが待ち構えていた。
包囲され、成す術(なすすべ)なく業火に焼かれていくリキッド・ピープルたち。
更には火文明の主力ドラゴノイド、ヒューマノイド、アーマロイドの混成部隊までも参戦し、水文明に追い討ちをかけた。
…惨敗だった。
予想を大きく上回る火文明の実力を見せつけられたサイバーロードたちは、12ある禁断のプログラムの内の2つを開放したッ!!!
クリスタル・ランサーとクリスタル・パラディンである。
リキッド・ピープルたちを進化させ、次の戦闘に備えるため、サイバーロードたちは暗い海底の砦で静かに息を潜め、侵略のときを待った。
「光文明は、自然文明と同盟を結んだらしいな。」
「光文明が火文明を急襲、火山諸島は焦土と化したという…。」
「クリスタル・ランサーにリキッド・ピープルを率いさせてフィオナの森をいただくか…。」
「焦土と化したとはいえ火山諸島には貴重な鉱物資源がある。」
「こちらをいただくのもわるくないな…。」
サイバーロードたちの悪だくみという名の会議は続く…。
to be continued…
■アクト3:ウォルタ
ここは水中電脳都市の辺境に位置する砦。
中枢部ではウォルタたちサイバーロードがネットワークを使って作戦会議を開いていた。
「あの爆発の原因は解明できたのか?」
「爆発が起きた付近ではマナのバランスが大きく崩れているとの報告を受けたが…。」
「リキッド・ピープルで編成した調査団を派遣しているが、原因の解明には至っていない。」
「そうか…引き続き調査を続けてくれ。」
「もうひとつの議題については異論なしということで良いかな?」
巨大な3Dディスプレイに賛成を示す緑色の表示が広がってゆく…。
原因不明の大爆発により、水中電脳都市の大半を失ったサイバーロードたちの議会は、火文明の領土…火山諸島への侵略を可決した。
「火の民など野蛮なトカゲと軟弱なサル…あとはノロマな岩のカタマリだ。」
「我らの完璧な戦略をもってすれば3日とかかるまい。」
ウォルタの頬に不敵な笑みが宿る。
リキッド・ピープルの軍勢は火山諸島に上陸するとすぐさま攻撃を開始した…が、そこにはロック・ビーストたちが待ち構えていた。
包囲され、成す術(なすすべ)なく業火に焼かれていくリキッド・ピープルたち。
更には火文明の主力ドラゴノイド、ヒューマノイド、アーマロイドの混成部隊までも参戦し、水文明に追い討ちをかけた。
…惨敗だった。
予想を大きく上回る火文明の実力を見せつけられたサイバーロードたちは、12ある禁断のプログラムの内の2つを開放したッ!!!
クリスタル・ランサーとクリスタル・パラディンである。
リキッド・ピープルたちを進化させ、次の戦闘に備えるため、サイバーロードたちは暗い海底の砦で静かに息を潜め、侵略のときを待った。
「光文明は、自然文明と同盟を結んだらしいな。」
「光文明が火文明を急襲、火山諸島は焦土と化したという…。」
「クリスタル・ランサーにリキッド・ピープルを率いさせてフィオナの森をいただくか…。」
「焦土と化したとはいえ火山諸島には貴重な鉱物資源がある。」
「こちらをいただくのもわるくないな…。」
サイバーロードたちの悪だくみという名の会議は続く…。
to be continued…