〔3〕Duel Masters 異聞

Duel Masters 異聞 ―タイムチェンジャー・クロニクルズ―
■アクト3:戦国年代〔後編〕



歴史を変えることに失敗したタイムチェンジャーは、情報収集のため、戦国年代末期に姿を現した。



今、まさに戦国武闘会第100回記念大会決勝戦の真っ只中(まっただなか)。
決勝戦は、スーパーチャンプ対グレイデスト・シーザーの対戦という枠を超え、サムライ種族とナイト種族による覇権と生存を懸(か)けた戦いへと発展していた。
〔3〕Duel Masters 異聞





〔3〕Duel Masters 異聞





「フハハハハッ、これぞ最凶の魔弾…超銀河弾 HELL だァッ!!!」
〔3〕Duel Masters 異聞





無数の閃光と鳴り響く炸裂音…。
超銀河弾(ギャラクシーショット)…その凄まじいまでの威力によって、空間に歪(ゆが)みが生じ始めていた。

これを目撃したタイムチェンジャーは愕然(がくぜん)とする。

何故なら、サイバーロードによる作戦は、紫電ドラゴンへの妨害によるスーパーチャンプ誕生の阻止であったからだ。
しかし、実際にオリジンの来襲を招いたのはスーパーチャンプの超銀河剣(ギャラクシーブレード)ではなく、グレイテスト・シーザーの超銀河弾だった。
…ナイトが完成させた最終兵器、超銀河弾。
決勝戦の相手がスーパーチャンプではなかったとしてもグレイテスト・シーザーは超銀河弾を使っていただろう。
つまり、この作戦は立案の時点で欠陥があったのだ…。



タイムチェンジャーは、急いで自分のメモリーを探った…。
そして、オリジン来襲に関するデータへの不正アクセスの痕跡を発見する。

「ID:000916179 クラゲン…。」
〔3〕Duel Masters 異聞





この作戦は、既にオリジン化したサイバーロードによって察知され、操作されていたのだ。



その事実を知った今、タイムチェンジャーの胸中には悲壮な決意が芽生えていた。

「独(ひと)りでも闘う…世界を破滅から救うために。」
〔3〕Duel Masters 異聞





そして、タイムチェンジャーは、オリジンの痕跡を求めて極神年代初頭へとタイムスリップを開始した。

破 滅 の 未 来 を 変 え る た め に !!!

to be continued…



2010年06月08日 Posted byH∧L at 10:52 │Comments(0)

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